旧フェイスブックの米メタ社は2025年10月14日に
参加のSNSである「Instagram」について、
10代の若者のコンテンツに閲覧制限を強化すると発表しました。
これにより、暴力的描写・過激な発言・成人向けコンテンツなどが
見えにくくなる見込みです。
若年層のメンタルへの影響や有害コンテンツへの接触が減ることは、
子育て世代にとっては非常に大きな変化と言えるでしょう。
本記事では、制限の内容や狙い、影響について記載していきます。
制限の内容
主な内容
10代のユーザーが暴力的・性的・過激な投稿を閲覧しにくくなるように
設定を見直す方針を米メタ社が打ち出す。
具体的には
- 検索結果、おすすめ表示、リール動画などから、問題のある表現を自動的に除外する
- 保護者向けの「管理ツール」と連携し、家庭内での制限設定も簡単になる見込み
目的
近年では、SNSの発展から、予期せず過激な投稿を目にしてしまう機会が増加しています。
子供がSNSを通じて、不安やトラウマを抱えることは少なくなく、
そのような暴力的、性的、過激な投稿を容易に閲覧できないようにすること。
導入の背景
今回の閲覧制限の背景には、「SNS疲れ」や「承認欲求のプレッシャー」が
問題視されている現状があります。
特に思春期の子供たちは、SNS上での比較や誹謗中傷によって
ストレスを抱えてしまうケースも少なくありません。
一方で完全にSNSを禁止することは難しく、
子供達に「どうやって安心して使ってもらえるか」が重要な課題となっています。
家庭でできるSNSとの付き合い方

スマホを持たせている親御さんも、
子供のスマホ事情ってセンシティブで
「どこまで話せばいいかわからない」
と思っている方も多いですよね。
- 本当はスマホの使い方を制限したいけど、友達との関係性もある
- 多様性の時代と言われる中、制限したくても、制限しきれない
などなど悩みは多いですね



SNSを完全に排除することは難しいので、
ご家庭内でルールを共有して、
どうやって使いこなすかしかないですね・・・
- 定期的にスマホやSNSの使い方を話してみる
- 「閲覧制限」や「利用時間制限」などの設定を確認する
- 投稿内容について、“子供の視点”と“親の視点”を擦り合わせる
海外でも進むSNSの制限対策
世界ではすでに子供を守るための目的や、政治的理由により
SNSの規制を行う国があります。
日本でも今後は、法規制やアプリ側での安全策が
さらに強化される可能性があります。
各国の制限
国 | 制限内容 |
---|---|
ロシア | 2022年以降、政府方針によりInstagramへの アクセスを全面制限 |
トルコ | 政治的投稿が原因で一時的な 遮断措置が報じられる |
中国 | Instagramは常時ブロックされており、 アクセスにはVPNが必要 |
イラン | 抗議デモなどをきっかけに SNS全体を遮断した事例も |
欧米諸国では、「子ども保護」を目的にAIフィルターや年齢認証の厳格化が進んでおります。
まとめ
インスタグラムの閲覧制限強化は10代の子供達を守るための
大きな一歩になります。
SNSは便利な一方で、心の健康や情報リテラシーが問われる時代です。
家庭内で「どう使うか」を一緒に考えることが、
安全にSNSを楽しめる環境を作っていきたいですね。
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