はじめに ─
2025年、終戦から80年という大きな節目を迎える日本。
そんな年に、池田市立歴史民俗資料館で開催されている
企画展「終戦80年 戦争と池田」は、
地域と戦争の関わりを深く掘り下げ、
改めて平和の意味を考える貴重な機会を提供しています。
今回はその展示内容や見どころ、学芸員による解説、
実際に訪れた人々の声までを詳しくご紹介します。
展示の概要

展示タイトル:終戦80年 戦争と池田
会場:池田市立歴史民俗資料館 小展示室
期間:前期/2025年7月16日(水)〜9月7日(日)
後期/2025年9月13日(土)〜11月9日(日)
※休館日あり
開館時間:9時〜17時
観覧料:無料
主催:池田市教育委員会 生涯学習推進室 歴史民俗資料館
この展示は、戦時中における池田市民の暮らしや戦争の影響を、
地域の視点から掘り下げた内容になっています。
市内に残る資料や当時の記録、写真などを通して、
身近な「戦争の記憶」に触れられるのが大きな特徴です。
見どころ紹介
地元に根ざした戦争資料の数々
展示では、当時の暮らしの様子を記録した写真や、
戦争に動員された地元の人々の手紙、配給制度の記録などが紹介されています。
これらは学校教育や地域活動の一環として残されてきたもので、
戦争がどれだけ身近にあったかを実感できます。
日常生活に及んだ戦争の影響
池田市における空襲の被害状況や、疎開してきた子どもたちの記録、
勤労動員に関する資料も充実しています。
また、防空壕の模型や当時の新聞記事なども展示されており、
子どもから大人まで幅広く学べる内容となっています。
平和を次世代へ伝える構成
展示の最後には、現在の平和な池田市と当時の様子を比較するコーナーもあり、
戦争を知らない世代にとっても理解しやすい構成。
学びを深めるきっかけとして、自由研究のテーマにも活用できる内容です。
学芸員によるミュージアムトーク
企画展の期間中には、学芸員による展示解説トークも開催。
・前期解説会:2025年8月3日(日)11時〜 (約30分)
・後期解説会:2025年9月21日(日)11時〜 (約30分)
事前申込や参加費は不要で、気軽に専門家の視点から
展示の背景を聞くことができる貴重な機会です。
戦時中の地域の動きや資料の裏話などを聞けるのも魅力です。
会場までのアクセスと周辺情報

所在地:大阪府池田市五月丘1-10-12
アクセス:阪急宝塚線「池田駅」から徒歩約15分
駐車場:あり (台数制限あり)
五月丘古墳のそばに位置しており、自然豊かな環境の中にあります。
周辺のおすすめ施設も以下に紹介します。
その①:カップヌードルミュージアム大阪池田

住所:
大阪府池田市満寿美町8‑25
アクセス:
阪急宝塚線「池田駅」より徒歩約5分。
駅からは「麺ロード」と呼ばれる通りを南へ下ると、徒歩すぐで到着できます。
魅力と訪れるべき理由:
・入館無料で、インスタントラーメンの歴史を楽しく学べるミュージアムです。
料金は体験プログラムのみが有料。
・世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発明された地にあり、
開発時の小屋を再現した展示や、安藤百福の情熱と創意工夫を辿る歴史展示を通じて、
「発明の大切さ」や「発見の意義」が身にしみて学べます。
・「マイカップヌードルファクトリー」では、自分でデザインしたカップに
スープや具材を選んでオリジナルカップヌードルを作成(1食500円/当日整理券制)
・「チキンラーメンファクトリー」では、小麦から手作りする体験が可能
(予約制/中学生以上1,000円、小学生600円)
その②:池田城跡公園

住所:
大阪府池田市城山町3-46
アクセス:
阪急宝塚線「池田駅」から徒歩約15分
魅力と訪れるべき理由:
・歴史ある名城跡が美しい庭園に再生:
室町・戦国時代に池田氏の居城があった場所で、
1999~2000年にかけて公園として整備され、
櫓風の展望館や復元された井戸・石垣などが見どころです。
・無料で四季折々の風景と市街地の眺望を楽しめる:
展望館からは池田市街や阪神高速・新猪名川大橋、
晴れた日は神戸や和歌山まで視界に入り、
桜・百合・菖蒲など季節ごとの花も楽しめます。観覧は無料です。
その③:小林一三記念館

住所:
大阪府池田市満寿美町2-7
アクセス:
阪急宝塚線「池田駅」から徒歩2分。
魅力と訪れるべき理由:
・観光案内の窓口として、池田市内の観光情報はもちろん、
グッズやチキンラーメンを使った創作料理なども提供。
地域ならではの体験を求める方にぴったりです。
・地元食材を活かしたユニークな飲食メニューも充実。
チキンラーメン唐揚げ「池カラ」や、鶏ガラスープを煮込んだ「プレミアムチキンラーメン」、
チキンラーメン風味のアイス「チキチキソフト」など、話題性も抜群。
訪問のポイント・体験レビュー
実際に来館した方々の声を、SNSやレビューサイトから拾ってみました。
「戦時中の池田のことをよく理解出来ました」とFacebookで紹介する方や、
「展示室は静かで落ち着いて見られる」とTripadvisorで高評価をつけている人も。
また、「屋根の上には鶏の彫刻があり、建物そのものにも趣がある」という感想もあり、
展示だけでなく施設全体が魅力となっています。
一方、「池田駅から徒歩約15分、しかも坂道がきついので体力に自信のない人は注意」との声も。
車での来館や、時間に余裕をもって訪れるのが良さそうです。
小学生以上であれば理解できる内容で、自由研究にも活用できるとの声も見られました。
まとめ
池田市立歴史民俗資料館で開催されている「終戦80年 戦争と池田」展は、
地域密着型の視点から戦争と平和を学べる貴重な展示です。
身近な地域の歴史を知ることが、平和の大切さを改めて考えるきっかけになるはず。
家族連れ、学生、歴史好きの方、どなたにとっても価値ある時間になること間違いなしです。
展示期間中にぜひ足を運んでみてください。
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